目次
1. 3-2のデータが証明する、エリア論争の虚しさ
前回のクエストで、僕たちは「3大ボス(教育・住宅・老後)」の
恐るべき攻撃力をスカウターで測定しました。
150万円程度の中央値の盾では一撃で粉砕される現実に絶望するグー太郎。
・・・ですが、ここで彼は往年の往生際の悪さで、新たな「言い訳の盾」を構えます。
でもさ、都会と地方じゃかかるお金も給料も違うんだから、
一概に言えねーべ?
東京の奴らはズルいよ!
・・・果たして本当にそうでしょうか?
前々回(Quest 3-2)で公開した、日銀公認データ「知るぽると」の
地域別中央値をもう一度思い出してください。(以下に再掲してます。)
関東や近畿といった大都市圏が圧倒的に勝っているかと言えば、
実は地方である四国が謎の超高ステータスを叩き出していたり、
エリアごとの貯金額は僕たちのイメージ通りにはなっていません。
エリアごとに「敵のグラフィック(見た目)」が違うだけで、
僕たちの家計HPを削るアルゴリズム(仕組み)は、
日本全国どこへ行っても共通しているのです。
※Quest3-2のデータ再掲
地域別(都道府県エリア別):関東・近畿・地方の貯蓄格差マップ
以下の表はQuest3-2にも記載した、地域別の貯蓄額の表になります。
年代別や年収別の数値も気になる方は、Quest3-2をご覧ください。
二人以上世帯
二人以上世帯・地域別(手取り)
:【金融資産を保有していない世帯を含む】※貯金ゼロの人も含んだリアルなデータ
| 地域別(非保有含む) | 平均貯蓄額 | 中央値(ガチの現実) |
| 北海道 | 1,053万円 | 285万円 |
| 東北 | 958万円 | 250万円 |
| 関東 | 1,419万円 | 426万円 |
| 北陸 | 1,342万円 | 440万円 |
| 中部 | 1,351万円 | 300万円 |
| 近畿 | 1,413万円 | 300万円 |
| 中国 | 1,140万円 | 343万円 |
| 四国 | 1,687万円 | 500万円 |
| 九州 | 1,025万円 | 215万円 |
二人以上世帯・地域別(手取り)
:【金融資産保有世帯】※貯金ゼロの人を除いた、資産形成に励むライバルのデータ
| 地域別 | 平均貯蓄額(幻の数字) | 中央値(現実のHP) |
| 北海道 | 1,438万円 | 800万円 |
| 東北 | 1,340万円 | 500万円 |
| 関東 | 1,852万円 | 800万円 |
| 北陸 | 1,775万円 | 890万円 |
| 中部 | 1,844万円 | 700万円 |
| 近畿 | 1,905万円 | 740万円 |
| 中国 | 1,550万円 | 700万円 |
| 四国 | 2,244万円 | 1,000万円 |
| 九州 | 1,447万円 | 520万円 |
単身世帯
単身世帯・地域別(手取り)
:【金融資産を保有していない世帯を含む】※貯金ゼロの人も含んだリアルなデータ
| 地域別(単身・非保有含む) | 平均貯蓄額 | 中央値(ガチの現実) |
| 北海道 | 497万円 | 10万円 |
| 東北 | 603万円 | 20万円 |
| 関東 | 999万円 | 110万円 |
| 北陸 | 965万円 | 110万円 |
| 中部 | 1,123万円 | 100万円 |
| 近畿 | 1,101万円 | 100万円 |
| 中国 | 1,121万円 | 125万円 |
| 四国 | 480万円 | 30万円 |
| 九州 | 730万円 | 30万円 |
単身世帯・地域別(手取り)
:【金融資産保有世帯】※貯金ゼロの人を除いた、資産形成に励むライバルのデータ
| 地域別(単身・保有世帯) | 平均貯蓄額(幻の数字) | 中央値(現実のHP) |
| 北海道 | 920万円 | 340万円 |
| 東北 | 1,083万円 | 370万円 |
| 関東 | 1,559万円 | 535万円 |
| 北陸 | 1,413万円 | 525万円 |
| 中部 | 1,681万円 | 600万円 |
| 近畿 | 1,702万円 | 425万円 |
| 中国 | 1,706万円 | 475万円 |
| 四国 | 807万円 | 300万円 |
| 九州 | 1,232万円 | 356万円 |
2. エリア別の敵を知る 〜「都会vs地方」の不毛な論争を断つ〜
おいおいチョキ助、結局は住んでる場所だろ?
東京勤務なら給料いいから貯まるし、地方なら家賃が激安。
・・・俺みたいにどっちつかずのエリアにいるのが一番キツいんだよ!
・・・推論が浅いです、グー太郎氏。
エリアごとに敵のグラフィックが違うだけで、
家計HPを削るアルゴリズムは共通しています。
各エリアに潜む【呪いの固定費】を可視化します。
あ、これわかる。
私は病院勤務だから色々な環境の人が入院してくるんだけど、
都会の人は『住居費』に、地方の人は『車代』に、
みんな一律に悲鳴を上げてるわよね。
ははは、チョキ丸の言う通り。
実は僕がまさにその両方の敵が混在する
『郊外フィールド(東京都隣接の県)』にいるんだ。
僕の体験も踏めて、エリア別の敵を整理してみよう。
👾 エリア別:あなたの家計HPを奪う「エリア・モンスター」
| エリア | 潜伏している敵(呪いの装備) | 攻撃の特徴(家計HPの削り方) |
| 都会(23区内など) | 【家賃・ローン吸血鬼】 | 異常に高い住居費。ただそこに住んでいるだけで、毎月家計HPを根こそぎドレイン(吸収)していく。 |
| 地方(車社会エリア) | 【鉄球のツインカー】 | 1人1台が必須となる車2台以上の維持費。ローン、任意保険、ガソリン代が家計の足を重く拘束する。 |
| 郊外(埼玉・千葉など) | 【時間食い虫&維持費】 | 中途半端な住居費 + 結局必要な車代 + 都内への長い通勤時間という、家計HPとプレイヤーのMPを同時に削る三重苦。(もちろん、デメリットだけではないですが。) |
解析結果。
都会の家賃15万円と、地方の家賃5万円+車維持費10万円(2台分)
合計される固定費デバフの数値は同じです。
『どこに住めば貯まるか』という議論は、
初期装備の色の違いを論じているに過ぎません。
3.🛡️ クエスト・獲得スキル
獲得スキル:【領域(エリア)ゼロ・シフト】自分の居住地の特性を「貯められない言い訳」にせず、その環境下での手札を活かした最適解を導き出す思考法。
期待できる効果:「東京だから」「地方だから」という、周囲の環境に責任を転嫁する思考停止デバフを完全解除。日本全国どのエリアにいても共通する「削るべき真の敵(固定観念)」にフォーカスできる。
実は僕がいまの郊外に住んでいるのは、一つの『戦略』なんだ。
僕には会社から付与された『リモートワーク』という
期間限定のバフ(スキル)がある。
これを使えば、毎日都内へ通勤する身体的・精神的なMP消費を抑えられる。
なんだよ、
結局リモートができるから余裕なんじゃねーか!
いや、逆だよ。
これは会社から一時的に『借りているだけのスキル』に過ぎない。
いつ会社の方針が変わって『全員出社!』と取り上げられるか
分からない、不安定なものだ。
だからこそ、そのスキル(猶予期間)がある今のうちに、
あえて会社から遠いエリアで住居費(固定費)を限界まで抑え、
浮いた家計HPを全力で新NISAなどの資産形成に回しているんだ。
素晴らしい判断ですわ。
リモートだからと家で胡坐をかいて楽をするのではなく、
『リモートという有利な状況(バフ)を利用して、
将来の不利(リスク)を埋めている』。
これこそが知略というものですわよ。
都会の家賃も、地方の車も、
それが本当に『今の自分に不可欠な装備』なのか。
エリアのせいにせず、自分の手札(会社の制度や家族の環境)を
どう組み合わせて、家計のムダにハサミを入れるか。
・・・それだけが、全滅を回避する唯一の鍵なんだ。
4.⚠️ 共通の真実:支出を「聖域」にした瞬間、冒険は終わる
場所は関係ありません。
倒すべき敵の正体は、あなたの思考に張り付いた
『家賃はこれくらいが普通』『車は持ってて当たり前』
という固定観念(聖域)です。
さあ、エリアの言い訳を完全に捨て去ったところで、
いよいよ僕の『12万爆死から1,500万への逆転ログ』を公開しよう。
僕がどのエリアで、どんな敵(固定費)を斬り捨ててきたか・・・
その生々しい記録を見てくれ。
次回!
Quest 3-5:【地図編】12万爆死から1,500万への逆転ログ〜チョキ助パパの初期ステータス大公開〜
ついに言い訳の盾をすべて叩き割られたグー太郎。
目の前に提示されるのは、かつて貯金ほぼゼロの「ハリボテの盾」だった
チョキ助が、実際に家計を大手術して1,500万円の資産を築き上げるまでの「ガチの冒険記録」。
泥臭く、リアルな、だけど誰でも再現できる家計の歴史が今、
明かされる!お楽しみに!
次回!
Quest 3-5:【地図編】12万爆死から1,500万への逆転ログ〜チョキ助パパの初期ステータス大公開〜
1. 1,500万の山を登ったのは、普通の「ポテチガチ勢」だった 前回のクエストで、僕たちは「都会・地方・郊外」どこに住んでいても、形を変えた固定費モンスター(家賃・…
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